大菩薩嶺(日本百名山) 2010.11.07
初心者ながら、10年かけて百名山制覇の野望に勝手に燃えている。
幕開けは大菩薩嶺。2000級への初トライ。
今回のパートナーは、海でのお勤めを終え、
美味しい野菜とお花に癒されながらリセット中の親友。
まだ眠りから醒めない熊笹たち。
朝霧で霞む富士山へ向かい歩く。
上がる呼吸も熱が帯びていくカラダも喜び始める。
早くあの先にあるご褒美にありつきたくてピッチが上がる。
空にも登れる。
子ども達の笑い声もこの空に轟く。
来夏は、あの頂上でおにぎり頬張るのだ!
どうしても秋が終わる前に1本登っておきたかった。
友人はほぼ山デビューなので、
せっかくだから富士山を眺めながら登りたいと思い
一般的には下山ルートであろう大菩薩峠から山頂を目指す。
なだらかな登山道で登りやすく、カラダへの負担は少ない。
途中、すれ違う人生の先輩達に「山ガールだ」と
まるできのこを見つけたかのように言われながらも
てくてくマイペースに山頂を目指す。
(先輩、残念ながらガールではないのですよと心の中で詫びながら)
しかし、峠から山頂に掛けて、霜の影響で日が登るにつれ泥濘
靴を取られないよう避けて歩くのも容易ではなかった。
そして山頂では、さすが百名山だけあって多くの人に溢れおり
カラフルなウエアに身を包む正真正銘の「山ガール」で溢れていた。
雷岩に腰を掛け、富士山と南アルプスを眺めながら
友が持参してくれた温かいお番茶と一緒におやつを頬張る。
栄養がチャージされていくにつれ、
目の前ににそびえる富士山と甲斐駒へのチャレンジに夢を馳せる。
いつまでも眺めていたかったけど、福ちゃん荘でのきのこ汁も待っていたので
山で捨てられていたというデンちゃん(柴犬)一家と下山。
デンちゃんは周囲に危険が潜んでいないか大事な家族の安全を気遣いながら
ニコニコで駆けて行きます。
そして、福ちゃん荘では、これまた友人が作ってきてくれた
愛情たっぷりのお弁当と一緒に、きのこ汁で心もほっこり。
バッジを買い忘れたことだけが悔やまれるが
友人も楽しんでもらえたようで、それだけで満足。
そして何より、友の心遣いに感謝の念は堪えない。
さて、友よ。次はどの山登ろうか。
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by namunamu_pokkun
| 2010-11-08 23:13
| 山登りのおはなし