読中感想文ー真昼なのに昏い部屋
軽く走って汗かいて、心地よい怠さの中
お風呂に浸かりながら読書に耽るのがここ最近の私のリセット方法。
現在の入浴の友は、江國香織の「真昼なのに昏い部屋」
普段、恋愛小説と言われる類いのものをあまり読まないので
恥ずかしながら、この作品が江國女史デビューとなる。
緩やかに品良く物語が綴られていくのだが、
文中で主人公の一人であるジョーンズさんが「恋」焦がれる美弥子さんに
「どんな夕方が好きか」と尋ねる。
美弥子さんは「冬よりも夏の方が好きです」と答える。
「冬はすぐ暗くなりますから。
夕焼けよりも、青白い空気になるときの方が好きで、
窓から手をのばすと、自分の肌まで青白く染まりそうな夕方が好き」と。
その行で思い出した私の忘れられない夕暮れ。
私は、徐々に空が高くなり始めた夏の終わりの夕方が好き。
赤く染まった空に、乾きはじめた涼風がスーっと
日中の暑さをかき消すように吹き抜ける夕方が。
なむポク、叙情に耽る。
▼ポチっと応援求ム!
お風呂に浸かりながら読書に耽るのがここ最近の私のリセット方法。
現在の入浴の友は、江國香織の「真昼なのに昏い部屋」
普段、恋愛小説と言われる類いのものをあまり読まないので
恥ずかしながら、この作品が江國女史デビューとなる。
緩やかに品良く物語が綴られていくのだが、
文中で主人公の一人であるジョーンズさんが「恋」焦がれる美弥子さんに
「どんな夕方が好きか」と尋ねる。
美弥子さんは「冬よりも夏の方が好きです」と答える。
「冬はすぐ暗くなりますから。
夕焼けよりも、青白い空気になるときの方が好きで、
窓から手をのばすと、自分の肌まで青白く染まりそうな夕方が好き」と。
その行で思い出した私の忘れられない夕暮れ。
私は、徐々に空が高くなり始めた夏の終わりの夕方が好き。
赤く染まった空に、乾きはじめた涼風がスーっと
日中の暑さをかき消すように吹き抜ける夕方が。
なむポク、叙情に耽る。
▼ポチっと応援求ム!
by namunamu_pokkun
| 2010-10-20 22:39
| たわごと