ヴェルナー・パントン展

パステルカラーとは違う、
鮮やかだが、穏やかさも感じ、どこか毒気のあるパントンカラー。

パントン・チェアで有名なデンマークのデザイナー、ヴェルナー・パントンの回顧展。

色と光にこだわり、奇抜で斬新、
現代でも決して色焦ることない、モダンデザインの数々。

彼の作品は、プラスチックの独特の光沢とデザイン性の高さから
一見、無機質でとても実用的には見えないのだが、人間が加わると、グっと温かみを増す。
家具としての実用性のこだわりと、デザインアプローチのバランスが
宇宙人的発想とでも言おうか。

私見ではあるが、コム・デ・ギャルソンにはじめて出会ったときに似たような衝撃を受けたことを
なんとなく思い出した。
ギャルソンを身に纏っただけで、自分自身が作品になったような気分。

この展覧会の醍醐味は、来場者全員が作品の一部になれること。
ファンタジー・ランドスケープと3Dカーペット《(ウェーブ)》。
パントンカラーに溢れた洞窟で、見ず知らずの人たちがにんまりまったりと
洞窟の隆起に身を任せる。
座る場所によって眺める色が違い、気分の高揚も変わってくる。
赤はワクワク、ブルーは落ち着く。色の放つエネルギーを一気に体験できる。

3Dカーペット《(ウェーブ)》はやたら落ち着く。
横になりながら、若きパントンのインタビューフィルムを見る。
肌触りもクッションの角度も意外と心地よくて、一瞬うたた寝してしまった。

やはり、家具も空間も人間が加わってどんな魔力を放つかが重要なのだ。
物に翻弄されるのが人間。色々なエレメントの刺激に操られて私たちは生かされている。
これだけ生きていても、自分が知りえる知識なんて、たかが知れているけど、
知っておかなきゃ、経験しておかなきゃ人生絶対損することって多分にある。

20世紀が生んだ偉大なデザイナーの一人の作品に触れることが出来て
本当によかった。
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# by namunamu_pokkun | 2009-11-30 21:16 | アートのおはなし

社会派すけべい

引越し早々なんて破廉恥なのでございましょう。
毛皮族の公演です。

下北沢駅前劇場で4000人を動員したという記録保持者「毛皮族」です。

何分はじめてだったので、観客が男性ばかりであったことに
公演前は微塵も気にならず、ただひたすら笑い転げていたら、そういうことでした。

総勢7名の女性の上半身が露になったのです。
演者はポロリ・・ポロリ・・・と歌っていましたが、ポロリどころじゃありません。
「どっひゃー」な感じで女優達がニップレス姿で踊ります。
まあ脱ぎっぷりも逞しく、勢い良くさらしておりました。

で、肝心の芝居はってーと、オーソドックスで快楽的な娯楽劇でした。
あるメロドラマの主人公「次郎」に本気で恋をする鄙びた旅館の女将。
その旅館と山を隔て、常磐ハワイアンセンター的なリゾートホテルがオープンし、
さらにその旅館を買収しようと企む、
赤いハイレグ水着を身に纏ったバブルの残党としか見えない、町田マリー演じるホテルオーナー。

とにかくふざけている。
90年代にヒットしたドラマ「もう誰も愛さない」をパロったり、
みかん食べ過ぎただけで、マジ喧嘩になるなど、美しい女優人が悪ふざけし過ぎ。
だけど、町田マリーはふざけているけど、品がある。

得てして大衆演劇チックな演出に徹底していたのか、それともそれが毛皮族なのか解りかねるが、
きっとそれが毛皮族なのであろう。

毛皮族主宰江本純子の新プロジェクト「劇団、江本純子」も見てみたいものである。

ちなみに飼い主は、毛皮族を「インテリAKB48」と評していた。


以前のブログはこちらでやんす。覘いてやっておくんなまし。
なむポク堂ex
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# by namunamu_pokkun | 2009-11-27 20:41 | 演劇のおはなし


なむポクさんは、ボク以外にも演劇やアートやらお好きなようで、最近はボクはそっちのけで飼い主さんと一緒に山登りなんかも始めてしまったようです。


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