カテゴリ:アートのおはなし( 3 )

小谷元彦展「幽体の知覚」 at:森美術館

昨年上野の森で開催された「ネオテニー・ジャパン」高橋コレクション展で
赤いグミを握りつぶした手の少女が虚ろな目で横たわる「ファントム・リム」や
オオカミの剥製のドレス「ヒューマンレッスン」を目にした人も多いだろう。

「幽体=ファントム」と定義付け、彫刻という手法を用いり
どこか破滅的で規則的かつ緻密な作品の数々が一挙に揃う
森美術館で開催中の現代彫刻家小谷元彦の展覧会。

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by namunamu_pokkun | 2010-12-13 23:02 | アートのおはなし

諸国畸人伝

諸国畸人伝  at:板橋区立美術館

2008年東京国立博物館で開催された『対決−巨匠たちの日本美術』展で
衝撃を食らった曾我蕭白お目当てに観てきました。

それはそれはCOOLな江戸時代の絵師10人の作品展。
10人そろって奇人。カッコ良すぎる。

芸術は江戸時代であっても個性の鬩ぎ合いと己の葛藤の中から生まれていた。
『あるべき姿』に捕われず、己の画風を確立させたいがために描く。

語るには資料が手元になく、感想を述べるに過ぎないが、
日本の文化、芸術は、西洋に劣るどころか突抜けていたように思う。

筆の繊細さや、構図、大胆さに勢い、どれをとっても驚愕に値する。

西洋からの圧力を受けながらも、あと数十年日本が鎖国したままだったら、
もっと独自の文化が熟し、現在のオタク文化どころではないほど
海外に影響を与えられたかもしれない。

やたらとグローバルスタンダードで物事を語られる昨今。
日本の伝統文化を継承して行こう!なんて生意気にも言いたくなってしまう。

日本国原点回帰ノススメ。

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by namunamu_pokkun | 2010-10-13 23:35 | アートのおはなし

ヴェルナー・パントン展

パステルカラーとは違う、
鮮やかだが、穏やかさも感じ、どこか毒気のあるパントンカラー。

パントン・チェアで有名なデンマークのデザイナー、ヴェルナー・パントンの回顧展。

色と光にこだわり、奇抜で斬新、
現代でも決して色焦ることない、モダンデザインの数々。

彼の作品は、プラスチックの独特の光沢とデザイン性の高さから
一見、無機質でとても実用的には見えないのだが、人間が加わると、グっと温かみを増す。
家具としての実用性のこだわりと、デザインアプローチのバランスが
宇宙人的発想とでも言おうか。

私見ではあるが、コム・デ・ギャルソンにはじめて出会ったときに似たような衝撃を受けたことを
なんとなく思い出した。
ギャルソンを身に纏っただけで、自分自身が作品になったような気分。

この展覧会の醍醐味は、来場者全員が作品の一部になれること。
ファンタジー・ランドスケープと3Dカーペット《(ウェーブ)》。
パントンカラーに溢れた洞窟で、見ず知らずの人たちがにんまりまったりと
洞窟の隆起に身を任せる。
座る場所によって眺める色が違い、気分の高揚も変わってくる。
赤はワクワク、ブルーは落ち着く。色の放つエネルギーを一気に体験できる。

3Dカーペット《(ウェーブ)》はやたら落ち着く。
横になりながら、若きパントンのインタビューフィルムを見る。
肌触りもクッションの角度も意外と心地よくて、一瞬うたた寝してしまった。

やはり、家具も空間も人間が加わってどんな魔力を放つかが重要なのだ。
物に翻弄されるのが人間。色々なエレメントの刺激に操られて私たちは生かされている。
これだけ生きていても、自分が知りえる知識なんて、たかが知れているけど、
知っておかなきゃ、経験しておかなきゃ人生絶対損することって多分にある。

20世紀が生んだ偉大なデザイナーの一人の作品に触れることが出来て
本当によかった。
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by namunamu_pokkun | 2009-11-30 21:16 | アートのおはなし


なむポクさんは、ボク以外にも演劇やアートやらお好きなようで、最近はボクはそっちのけで飼い主さんと一緒に山登りなんかも始めてしまったようです。


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