迷子になるわ
今秋のF/T。決めウチで五反田団。
出かけましたよ、池袋。
五反田団の最新公演「迷子になるわ」は、twitter上でも評判だった。
今回は題名通り、迷子になってしまう女子のお話。
前田司郎らしいシュールな作品だけど、珍しく自己対話劇。
自分の歳にさえ驚く年齢となった今、
やっと気がついたことは、私自身が迷子になっていたということ。
そして意外にも自己対話劇が苦手かもしれないということ。
でも、おもしろかったです。だって前田司郎ですから。
なぜ、自己対話劇が苦手かもと気がついたかと言えば
時折、眠りに落ちてしまうのです。
決してつまらないからではなく、自己と対話をしていないが故に
入ってこないのか、逃避の意識が働くのか、眠ってしまうのです。
そのくせ、あれこれ考えることは好きなんです。
だけど、その対象がいざ自己となると一気にスリープモードとなる。
自分と向き合う機能を停止させていたからだ。
でもこの作品は、設定が日常の延長だったせいか受け入れられた。
それは、前田司郎が引き算の人だからであろう。
観客との距離感も親しみが持てて、ドラマチックでもなければ
抽象的な表現も説教臭さもなく、いい加減で引かれている。
だけど、学生や若手演劇ならではの散雑さは全くない。
そこに非凡な才能をもった前田司郎の計算を感じることができる。
隣のお兄さん的な雰囲気ながら、独特の感性を持っている立派な演劇人。
リアルに掘り下げ哲学的に陥る自己対話劇や、
抽象的ながら大げさまでに現実感を仰ぐ演出とは違い、
フツーだけどファンタジーな世界観は愛してしまう。
誰でもきっと思い出す。
迷子になって空を仰いだその景色に感動したり
迷子にならなかったら出会うことのなかった人や場所があったりして
迷子になるのも悪くないって思ったことを。
そして、この手の作品を観ていつも思うことは
自分の知識の浅さと表現の乏しさ。
今回も司郎さんは脱ぎっぷりがよく、滑らかな柔肌と
少し筋肉質になった背中を拝めました。
▼ポチっと応援求ム!
出かけましたよ、池袋。
五反田団の最新公演「迷子になるわ」は、twitter上でも評判だった。
今回は題名通り、迷子になってしまう女子のお話。
前田司郎らしいシュールな作品だけど、珍しく自己対話劇。
自分の歳にさえ驚く年齢となった今、
やっと気がついたことは、私自身が迷子になっていたということ。
そして意外にも自己対話劇が苦手かもしれないということ。
でも、おもしろかったです。だって前田司郎ですから。
なぜ、自己対話劇が苦手かもと気がついたかと言えば
時折、眠りに落ちてしまうのです。
決してつまらないからではなく、自己と対話をしていないが故に
入ってこないのか、逃避の意識が働くのか、眠ってしまうのです。
そのくせ、あれこれ考えることは好きなんです。
だけど、その対象がいざ自己となると一気にスリープモードとなる。
自分と向き合う機能を停止させていたからだ。
でもこの作品は、設定が日常の延長だったせいか受け入れられた。
それは、前田司郎が引き算の人だからであろう。
観客との距離感も親しみが持てて、ドラマチックでもなければ
抽象的な表現も説教臭さもなく、いい加減で引かれている。
だけど、学生や若手演劇ならではの散雑さは全くない。
そこに非凡な才能をもった前田司郎の計算を感じることができる。
隣のお兄さん的な雰囲気ながら、独特の感性を持っている立派な演劇人。
リアルに掘り下げ哲学的に陥る自己対話劇や、
抽象的ながら大げさまでに現実感を仰ぐ演出とは違い、
フツーだけどファンタジーな世界観は愛してしまう。
誰でもきっと思い出す。
迷子になって空を仰いだその景色に感動したり
迷子にならなかったら出会うことのなかった人や場所があったりして
迷子になるのも悪くないって思ったことを。
そして、この手の作品を観ていつも思うことは
自分の知識の浅さと表現の乏しさ。
今回も司郎さんは脱ぎっぷりがよく、滑らかな柔肌と
少し筋肉質になった背中を拝めました。
▼ポチっと応援求ム!
by namunamu_pokkun
| 2010-11-18 23:13
| 演劇のおはなし